スマホでも見やすいサイトにしたい
ーレスポンシブデザインについてー
このページの目次
スマホ表示対応のWebサイトが必須なワケ
スマホを利用して検索などでWebページを閲覧しているときに、画面サイズにあっていないページで見づらい経験をしたことはないでしょうか。パソコン向けにデザインされた画面を何の対策もなくスマホで表示すると、レイアウトが崩れたり文字や画像が縮小されたりして使いづらくなってしまいます。
一方で、そのままでも見られないことはないし…と考えている人もいるかもしれません。しかしWebサイトのスマホ対応が必須な理由は主に2つあります。
一方で、そのままでも見られないことはないし…と考えている人もいるかもしれません。しかしWebサイトのスマホ対応が必須な理由は主に2つあります。
理由1:スマホ利用者の増加
幅広い世代に浸透しているスマートフォンに比べて、パソコンの保有率はほぼ横ばい。特に若い世代を中心にパソコン離れが進んでいます。
令和2年に発表された総務省の統計によれば、2010年のスマホの保有率はたった9.7%。PCの保有率はこの時点でも83.4%ですから、10人に1人しか所持していないスマホのためにWebサイトのデザインを変更するのは合理的ではありません。
しかし時が進むにつれスマホの保有率はぐんぐんと伸び、2019年には2010年のPC保有率と同じ83.4%まで上昇します。同時期のPC保有率が69.1%なので、PCの代わりにスマホを持つ人が増えたと言っていいでしょう。
さらにインターネット利用端末の調査を見ても、スマホでインターネットを使う人の割合が63.3%なのに対し、PCが50.4%、タブレットは23.2%となっています。 これによりわかるのは、PCよりスマホを利用している人が多いというのはもちろんですが、PCを使っている人も半数程度、タブレットも1/4と、PC一強だった時代から様々なデバイスが使用される時代になったということです。
つまりスマホ人口の増加に伴いWebサイトをスマホで見やすくすることはもちろんのこと、PCやタブレットなどでも不便を感じることがないよう、使用するデバイスに応じたデザインの調整が必要ということですね。
(参考:総務省「通信利用動向調査」)
令和2年に発表された総務省の統計によれば、2010年のスマホの保有率はたった9.7%。PCの保有率はこの時点でも83.4%ですから、10人に1人しか所持していないスマホのためにWebサイトのデザインを変更するのは合理的ではありません。
しかし時が進むにつれスマホの保有率はぐんぐんと伸び、2019年には2010年のPC保有率と同じ83.4%まで上昇します。同時期のPC保有率が69.1%なので、PCの代わりにスマホを持つ人が増えたと言っていいでしょう。
さらにインターネット利用端末の調査を見ても、スマホでインターネットを使う人の割合が63.3%なのに対し、PCが50.4%、タブレットは23.2%となっています。 これによりわかるのは、PCよりスマホを利用している人が多いというのはもちろんですが、PCを使っている人も半数程度、タブレットも1/4と、PC一強だった時代から様々なデバイスが使用される時代になったということです。
つまりスマホ人口の増加に伴いWebサイトをスマホで見やすくすることはもちろんのこと、PCやタブレットなどでも不便を感じることがないよう、使用するデバイスに応じたデザインの調整が必要ということですね。
(参考:総務省「通信利用動向調査」)
理由2:Googleのモバイルフレンドリーアップデートでスマホ対応を重視
検索エンジンの大手GoogleもWebサイトのスマホ表示対応を推奨し、それをモバイルフレンドリーと呼んでいます。
Googleでは数年前からWebサイトが「モバイルフレンドリー化」しているかどうかを、検索順位を決める評価要素に組み込みました。実際に、グーグルのクローラが各Webページを回る際にMFIへの移行が行われています。
MFI(Mobile First Index:モバイルファーストインデックス)とはグーグルのクローラがモバイル版のWebサイトをインデックスすることを指します。簡単に言えば、スマホ対応されているか評価して回っているということです。
スマホ対応されていないWebページでは、SEO評価の大きな向上は見込めません。検索順位はWebサイトへの訪問者数を大きく左右します。このような状況からも、Webサイトの運用にスマホ対応がいまや必要不可欠であることがわかります。
Googleでは数年前からWebサイトが「モバイルフレンドリー化」しているかどうかを、検索順位を決める評価要素に組み込みました。実際に、グーグルのクローラが各Webページを回る際にMFIへの移行が行われています。
MFI(Mobile First Index:モバイルファーストインデックス)とはグーグルのクローラがモバイル版のWebサイトをインデックスすることを指します。簡単に言えば、スマホ対応されているか評価して回っているということです。
スマホ対応されていないWebページでは、SEO評価の大きな向上は見込めません。検索順位はWebサイトへの訪問者数を大きく左右します。このような状況からも、Webサイトの運用にスマホ対応がいまや必要不可欠であることがわかります。
Webサイトをスマホ対応させる方法
Webサイトのスマホ対応の必要性を解説しました。ここからはスマホ対応の方法を紹介していきます。
スマホ対応させる方法は大きく分けて3つ
Webサイトをスマホでも見やすくするためには、大きく分けて以下の方法があります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
- ・スマホ用ページを分けて作る
- ・動的な配信にする(ダイナミックサービング)
- ・レスポンシブデザインにする
・スマホ用ページを分けて作る
セパレートURLとも言いますが、パソコン用のWebサイトとは別にスマホ用のWebサイトを別々のURLで作るという方法です。パソコン同様に、HTMLとCSSを使ってスマホ環境に適した専用サイトを作ることが出来ます。
それぞれが独立しているというメリットがある一方で、2つのWebサイトを持つのと同じことになるため、情報を更新する際には両方のWebサイトの修正を並行して行う必要があります。更新頻度が高いWebサイトの場合は注意が必要です。
それぞれが独立しているというメリットがある一方で、2つのWebサイトを持つのと同じことになるため、情報を更新する際には両方のWebサイトの修正を並行して行う必要があります。更新頻度が高いWebサイトの場合は注意が必要です。
・動的な配信にする(ダイナミックサービング)
サーバー側でアクセス端末に応じてそれぞれ最適なページを提供するという方法です。
パソコンからのアクセスであればパソコン用画面を、スマホからであればスマホ用画面をそれぞれ提供するという仕組みです。
セパレートURLとは異なり、同じURLからページを見られますが、パソコン用とスマホ用、2つのページを用意しなければならないところは変わらないため、修正したい時などの作業量は減りません。
パソコンからのアクセスであればパソコン用画面を、スマホからであればスマホ用画面をそれぞれ提供するという仕組みです。
セパレートURLとは異なり、同じURLからページを見られますが、パソコン用とスマホ用、2つのページを用意しなければならないところは変わらないため、修正したい時などの作業量は減りません。
・レスポンシブデザインで制作する
上記2つがWebサイトやページをデバイスごとに作らなければならなかったのに対し、1つのWebサイトを複数のデバイスに対応させる方法がレスポンシブデザインです。
様々なデバイスに対応する分、データ量が重くなりがちなのでWebサイトの表示速度が遅くなるといった問題点もありますが、Webサイトを新規に制作したり、リニューアルをするのであれば、レスポンシブデザインにするのがおすすめです。 その理由を詳しく説明していきましょう。
様々なデバイスに対応する分、データ量が重くなりがちなのでWebサイトの表示速度が遅くなるといった問題点もありますが、Webサイトを新規に制作したり、リニューアルをするのであれば、レスポンシブデザインにするのがおすすめです。 その理由を詳しく説明していきましょう。
スマホ対応させるならレスポンシブデザインがおすすめ
スマホに対応したWebサイトが新しく欲しいと思ったら、レスポンシブ対応のサイトにするのがおすすめです。主な理由か以下の3点。
まずはレスポンシブデザインとは何か、さらに詳しく見ていきましょう。
- ・修正、変更が容易
- ・URLが一つなのでユーザがデバイスをまたいで使用しやすい
- ・様々なデバイスに柔軟に対応できる
レスポンシブデザインとは
前述した通り、レスポンシブデザインとは、各デバイスの異なる画面サイズに合わせてWebページを最適化させることです。Webサイトを分けず、HTMLとCSSの操作で対応が可能になるため、運用のしやすいスマホ対応といえるでしょう。
簡単に仕組みを説明すると、WebサイトではHTMLで作られた「文章構造」に対して、CSSでサイトの見た目である「装飾やレイアウト」などの設定を行います。 レスポンシブデザインでは、パソコン用・スマホ用共通のHTMLを利用し、HTML内の「メディア・クエリ」(画面環境に応じてWebページのスタイルを切り替える機能)を付け加えることで複数デバイスへの対応が可能になります。さらに、それぞれのデバイスに合わせたCSSを用意しておくことで、Webサイトの見た目をそれぞれのデバイスに合わせたレイアウトやデザインにすることができるのです。
たとえば一つ文字を書き換えるにしても、セパレートURLのタイプやダイナミックサービングのWebサイトでは、PC用とスマホ用2つのHTMLを修正しなければいけませんが、レスポンシブデザインにしておけば、HTMLは共通なので修正が一度で済むということですね。 さらにCSSの設定によってはタブレット用などPCやスマホ以外のデバイスへの細かい調整が可能な点もメリットです。最近ではスマホといっても様々なサイズがあったり、タブレットも向きを変えて使うことがあったりとデバイスの大きさは多様。これらすべてに対応しようとする場合、レスポンシブ以外ではわざわざそのデバイスに合わせたサイトを新設しなくてはいけません。その点、レスポンシブデザインであればCSSに記入した画面幅に応じてデザインが変わるので、手間を最小限に抑えて最適化することができます。
ただしHTMLを分けない分、初回制作時の設計は、セパレートURLのタイプやダイナミックサービングよりも大変です。どのデバイスでも表示が崩れないよう、慎重に設計しましょう。
簡単に仕組みを説明すると、WebサイトではHTMLで作られた「文章構造」に対して、CSSでサイトの見た目である「装飾やレイアウト」などの設定を行います。 レスポンシブデザインでは、パソコン用・スマホ用共通のHTMLを利用し、HTML内の「メディア・クエリ」(画面環境に応じてWebページのスタイルを切り替える機能)を付け加えることで複数デバイスへの対応が可能になります。さらに、それぞれのデバイスに合わせたCSSを用意しておくことで、Webサイトの見た目をそれぞれのデバイスに合わせたレイアウトやデザインにすることができるのです。
たとえば一つ文字を書き換えるにしても、セパレートURLのタイプやダイナミックサービングのWebサイトでは、PC用とスマホ用2つのHTMLを修正しなければいけませんが、レスポンシブデザインにしておけば、HTMLは共通なので修正が一度で済むということですね。 さらにCSSの設定によってはタブレット用などPCやスマホ以外のデバイスへの細かい調整が可能な点もメリットです。最近ではスマホといっても様々なサイズがあったり、タブレットも向きを変えて使うことがあったりとデバイスの大きさは多様。これらすべてに対応しようとする場合、レスポンシブ以外ではわざわざそのデバイスに合わせたサイトを新設しなくてはいけません。その点、レスポンシブデザインであればCSSに記入した画面幅に応じてデザインが変わるので、手間を最小限に抑えて最適化することができます。
ただしHTMLを分けない分、初回制作時の設計は、セパレートURLのタイプやダイナミックサービングよりも大変です。どのデバイスでも表示が崩れないよう、慎重に設計しましょう。
Googleでは特に「レスポンシブデザイン」を推奨
レスポンシブデザインはGoogleも奨励するスマホ対応方法です。その理由をGoogleでは以下のように紹介しています。
ただしレスポンシブデザインが検索順位をつける上で圧倒的に有利かと言われると、そうではありません。レスポンシブデザイン以外のスマホ対応の方法でも、Googleはきちんと評価します。
あくまでレスポンシブデザインが便利なのでおすすめですよ、といった程度に思っておきましょう。
- ・URLが1つなので、ユーザーによるコンテンツの共有やリンクが簡単になります。
- ・対応するパソコン用ページまたはモバイル用ページが存在することを Googleのアルゴリズムに伝える必要がなく、インデックス登録プロパティが正確にページに割り当てられます
- ・同じコンテンツのページをいくつも維持管理する手間が省けます。
- ・モバイルサイトでよくある404エラーやリダイレクトの誤りなどに陥る可能性を抑えることができます。
- ・ユーザーをデバイスごとに最適化したページにリダイレクトする必要がないため、読み込み時間を短縮できます。
- ・Googlebot がサイトをクロールするために必要なリソースを節約できます。
(参考:Google Developers)
モバイルフレンドリーテストでWEBサイトがスマホ対応されているかチェック
Webサイトがスマホ対応されているかをチェックしたい場合は、Googleが提供している「モバイルフレンドリーチェックテスト」を実施することをおすすめします。
こちらのテストを利用することで、適切な文字の大きさになっているか、モバイルに対応していないFlashコンテンツがないか、誤タップの原因になるような画面になっていないか(ボタンの配置など)をチェックすることができます。
もし運用しているWebサイトでSEOを目的とした記事を作成しているのであれば、一度はやってみたほうが良いでしょう。自社のWebサイトURLを入力するだけで、モバイルフレンドリー対応がどのような状態か診断をしてくれます。
こちらのテストを利用することで、適切な文字の大きさになっているか、モバイルに対応していないFlashコンテンツがないか、誤タップの原因になるような画面になっていないか(ボタンの配置など)をチェックすることができます。
もし運用しているWebサイトでSEOを目的とした記事を作成しているのであれば、一度はやってみたほうが良いでしょう。自社のWebサイトURLを入力するだけで、モバイルフレンドリー対応がどのような状態か診断をしてくれます。
(外部リンク:Google チェックツール)
ウェヴァードの制作するサイトは全てレスポンシブ対応しています!
近年のスマホ保有率増加によって、Webサイトのデザインは大きく変わりました。スマホを使用する人が増えたのはここ10年程度の話なので、それ以前に制作したWebサイトなどでは表示が崩れ、効果的なデザインとなっていない可能性が高いです。
ウェヴァードで新規作成するWebサイトは全てデバイスごとに最適化できる「レスポンシブデザイン」対応。 リニューアルのご相談も承っていますので、スマホ対応のWebサイトが必要な方はぜひご検討ください。
ウェヴァードで新規作成するWebサイトは全てデバイスごとに最適化できる「レスポンシブデザイン」対応。 リニューアルのご相談も承っていますので、スマホ対応のWebサイトが必要な方はぜひご検討ください。
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